日本ビー・エー・シー

日本ビー・エー・シー
引用元:日本ビー・エー・シー公式HP
https://bacj.co.jp/

日本ビー・エー・シーは、省エネ・節水型のNEXUS®を始め多様な冷却塔を製造しているメーカーです。幅広い分野に対応していますが、特にデータセンタークーリングに強みがあります。ここでは、日本ビー・エー・シーが取り扱う冷却塔の特徴や製品情報をご紹介します。

日本ビー・エー・シーの
冷却塔一覧

NEXUS®

NEXUS
引用元:日本ビー・エー・シー公式HP
https://bacj.co.jp/

日本ビー・エー・シーを代表する冷却塔シリーズの一つです。特許取得のテクノロジーを採用したプレート熱交換器を取り入れ、大幅な小型化を実現しています。冷却塔本体は最大6連結可能なモジュール構造で、貨物用エレベーターで簡単に搬入できるのがポイント。据え付けもスピーディに行えるため、搬入・施工にかかるコストと工期を短縮可能です。

型式NXF-0403N-CS2TS-H1 NXF-0603N-CS2TT-J6
冷却能力32RT~289RT・112kW~1,017kW
ファン容量4kW~32kW
外形寸法L1,003~6,020・W1,257~1,816・H2,591
●温度条件:冷却水入口37℃ 出口32℃ 外気WB27℃

Series 3000

Series 3000
引用元:日本ビー・エー・シー公式HP
https://bacj.co.jp/

亜鉛めっき鋼フレームや亜鉛めっきケーシングパネルを採用した開放式冷却塔です。高強度な構造と耐食性の向上を実現しています。ファンは低騒音設計になっており、作動音を抑えられるのがポイント。ファン容量が大きいため排気効率は高めです。一方、排水システムのカバーを容易に取り外せるようにするなど、保守作業効率やメンテナンス性を高める設計になっています。

型式XES3E-8518-05G~S3E-1222-14S
冷却能力264RT~1509RT・ 930kW~5,307kW
ファン容量2kW~56kW
外形寸法L2,580~3,600・W5,500~6,570・H3,000~6,650
●温度条件:冷却水入口37℃ 出口32℃ 外気WB27℃

HXV(ハイブリッド
クーラー)

HXV
引用元:日本ビー・エー・シー公式HP【PDF】
(https://bacj.co.jp/wp-content/uploads/2024/07/932105ee3cb417e4d0c6b69d7261dd47.pdf)

蒸発冷却と乾式冷却のメリットを兼ね備えた密閉式冷却塔です。省エネと節水を両立させているため、エネルギー効率を高めることが可能。ドラフィンコイルを採用しており、白煙も最小限に抑えられています。

一方、太陽光やゴミを遮断する構造や、内部のはしご(オプション)など、メンテナンスや点検に配慮した設計もポイント。保守点検の省力化を実現できます。

型式HXV-1212N-1B23TA-K~HXV-1218N-1C36HA-P
冷却能力227RT~602RT(798kW~2116kW)
ファン容量7.5kW~44.98kW
外形寸法L3,651~5480・W3,6078,184・H3,613~6,750
●温度条件:冷却水入口37℃ 出口32℃ 外気WB27℃

TrilliumSeries

メンテナンスフリーのECファンを搭載している冷却塔です。高効率なプレクーラーパッドを採用することで、冷却効率を高めながら高寿命化を実現。コントローラー制御により、エネルギー消費の効率化や節水の最適化にも成功しています。

また自動セルフクリーニング機能があるため、清掃頻度の低減も可能。メンテナンスにかかる手間とコストを削減できます。

型式記載なし
冷却能力記載なし
ファン容量記載なし
外形寸法記載なし
●温度条件:冷却水入口37℃ 出口32℃ 外気WB27℃

FXV

シンプルな構造の密閉式冷却塔です。高温多湿な環境でもしっかりクーリングできます。パラレルフロー設計でシステムの運用効率が高いため、冷却塔にかかるランニングコストを抑制できる可能性があります。

また、少ないエネルギーで稼働できることから、コストの抑制が欠かせないデータセンターでの利用に適しているのもポイント。コンバインドフローを採用しているため長期運用も可能です。

型式記載なし
冷却能力記載なし
ファン容量記載なし
外形寸法記載なし
●温度条件:冷却水入口37℃ 出口32℃ 外気WB27℃

VXT型開放式冷却塔

VXT型開放式冷却塔
引用元:日本ビー・エー・シー公式HP
https://bacj.co.jp/product/

遠心ファンによる押し込み通風で冷却する開放式冷却塔です。機種のバリエーションが豊富で、さまざまなスペースに対応できるのがメリット。屋外はもちろん、屋内に設置することもできます。

冷却塔は低騒音設計で、運転音を抑えられるのも特徴。オプションの特型消音装置を設置すれば、極超低騒音にすることが可能です。

型式VXT-10~VXT-1200
冷却能力記載なし
ファン容量0.75kW~37kW
外形寸法H2,002~4,899
●温度条件:冷却水入口37℃ 出口32℃ 外気WB27℃

VTL型開放式冷却塔

VTL型開放式冷却塔
引用元:日本ビー・エー・シー公式HP
https://bacj.co.jp/product/

従来品と比較して、高さを抑えたコンパクト設計の開放式冷却塔です。本体のサイズが小さいため、屋内~屋外までさまざまな場所に設置することが可能。可動部分が少なく、ほとんどがユニット下部に集中しているため、保守点検などの作業も簡単に行えます。また押し込み通風式のため可動部の寿命が長く、部品の交換頻度を抑えられるのも強みです。

型式VTL016-F~VTL272-P
冷却能力記載なし
ファン容量1.5kW~30kW
外形寸法H1,556~2,484
●温度条件:冷却水入口37℃ 出口32℃ 外気WB27℃

VXI型密閉式冷却塔

VXI型密閉式冷却塔
引用元:日本ビー・エー・シー公式HP
https://bacj.co.jp/product/

低騒音運転が可能な密閉式の冷却塔です。消音装置や特型消音装置(オプション)を取り付けることで、さらに騒音を抑えられるのがメリット。住宅地のように、騒音対策が求められる環境にも容易に適応可能です。

本体は寒冷地向きの構造で、通年運転に対応しています。冬期運転用のオプションも豊富で、必要に応じてヒーターや吐出フードなどを追加できます。

型式VXI-9~VXI-360
冷却能力記載なし
ファン容量1.5kW~22kW
外形寸法H2,007~4,277
●温度条件:冷却水入口37℃ 出口32℃ 外気WB27℃

VFL型密閉式冷却塔

VFL型密閉式冷却塔
引用元:日本ビー・エー・シー公式HP
https://bacj.co.jp/product/

空調設備から工場まで、幅広い施設に対応できる密閉式冷却塔です。ユニット本体の高さが低いため、屋外に設置してもコンパクトにまとめることが可能。屋内への設置にも対応しています。

冷却塔本体は工場で組み立てる一体型のため、搬入コストを抑えられるのも魅力。簡単な配線・配管作業のみで取り付けられますので、据え付けにかかるコストも削減できます。

型式VFL120-F~VFL963-P
冷却能力記載なし
ファン容量1.5kW~30kW
外形寸法H1,581~2,356
●温度条件:冷却水入口37℃ 出口32℃ 外気WB27℃
導入施設別で選ぶ
冷却塔メーカー3選
イメージ

全国には多くの冷却塔メーカーがありますが、取り扱う冷却塔の種類や製品は異なります。メーカーによって強みや得意分野にも差があるため、各社の違いを把握することも重要。
本メディアでは、特徴の異なる3つの導入施設別におすすめの冷却塔メーカーをご紹介しています。

日本ビー・エー・シーの
導入事例

公式HPに記載がありませんでした。

日本ビー・エー・シーの特徴

世界基準で性能が評価される「CTI認証」取得製品を扱う

日本ビー・エー・シーの冷却塔は、BALTIMORE AIRCOIL社(BAC)が培ってきた豊富な経験と高度な技術力を基盤としています。 「NEXUS®」や「Series3000」などのCTI認証を取得している製品もラインナップ。世界196ヶ国で導入されていることからも、信頼性の高さがうかがえます。

データセンターや
半導体工場に強みを持つ

日本ビー・エー・シーは、データセンターや半導体工場に強みを持つメーカーでもあります。データセンターは排気熱が多いため、冷却にかかるコストも高額になることが珍しくありません。コストを抑えるためには、効率的に冷却する仕組みが求められます。

また、HXVなど省エネで高効率タイプのモデルもあります。Series3000のように高耐久の冷却塔もあるため、組み合わせ次第では、データセンターの冷却効率と信頼性の向上を同時に実現できます。

日本ビー・エー・シーの
基本情報

会社名日本ビー・エー・シー株式会社
本社所在地東京都世田谷区新町2-27-4
電話番号03-5450-6161
公式HPhttps://bacj.co.jp/
導入施設別 おすすめの メーカー 3

データセンターやオフィスビル・商業施設、発電所など、さまざまな施設で利用されている冷却塔。以下ではおすすめの冷却塔メーカーをご紹介します。各社得意とする施設は異なりますので、自社に合ったメーカー選びにお役立てください。

データセンターや
半導体工場への導入なら
日本ビー・エー・シー
日本ビー・エー・シー
引用元:日本ビー・エー・シー公式HP
(https://bacj.co.jp/)
おすすめ理由

常時熱負荷が高い施設を
効率的に冷却

設計仕様どおりの性能を保証する「CTI認証」取得製品をラインナップ。
想定どおりの運転が保証された品質安定性で、データセンターや半導体工場などの温度管理が厳しい現場での温度管理の安定化を実現します。
その効率的かつ安定した冷却システムにより、196ヶ国への導入実績(2024年11月15日調査時点) を誇ります。

※参照元:日本ビー・エー・シー公式HP
(https://bacj.co.jp/)
オフィスビルや
商業施設
への導入なら
荏原冷熱システム
荏原冷熱システム
引用元:荏原冷熱システム公式HP
(https://www.ers.ebara.com/)
おすすめ理由

周辺環境に配慮した、
静音・低振動の冷却塔を提供

国内を中心に「梅田阪急ビル」「横浜赤レンガ倉庫」などの商業施設や、住宅地に隣接する施設にも多数導入されています。
冷却塔は静音設計や低振動の遠心ファンを採用し、周辺環境に配慮した施設運営を実現。
ユニット搬入型の製品も取り扱っており、限られたスペースへの設置や短期間での導入が求められる施設にも対応しています。

※参照元:荏原冷熱システム公式HP
(https://www.ers.ebara.com/cases/)
発電所や
製鉄所への導入なら
新日本レイキ
新日本レイキ
引用元:新日本レイキ公式HP
(https://www.reiki-ct.co.jp/service/)
おすすめ理由

塩害や高温高湿などの
過酷な環境下に対応

耐腐食性に優れたFRPや耐食鋼材を採用し、高温・高湿環境に求められる耐久性を備えます。
環境や用途にあわせ現地組立型の冷却塔を提供するほか、タービン冷却や製鉄プロセスの温度管理など、大規模施設ならではの冷却ニーズに対応。
国内の発電所や製鉄所などへ大型冷却塔を導入した実績は2,150基以上(2025年1月24日調査時点)にもなります。

※参照元:新日本レイキ公式HP
(https://www.reiki-ct.co.jp/works/)
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